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【ローマ料理】本場のカルボナーラとは?NGな材料・本当のレシピ・歴史までやさしく解説

更新日:7月19日

まず、僕の自己紹介から。(詳しい自己紹介はこちらから!)


  • フランスのパリ在住四半世紀以上

  • ローマが大好きで毎年、夏はローマ滞在

  • 将来はパリ脱出、ローマ移住を夢見るオッサン

  • パリとローマを常に比較する神経症


です。


この記事では、ローマでちゃんとしたカルボナーラを食べたい方のために、


  • 観光客向けの“なんちゃって”カルボナーラとの違い

  • 絶対にNGな材料と、本場ローマで使われる本当の食材

  • 「カルボナーラって誰が作ったの?」というプチ歴史トリビア



などを、ローマ在住マインドでわかりやすく解説します!


【ローマ料理】本場のカルボナーラとは?

カルボナーラ

まず大前提:「ローマ料理」です!


よく「イタリア料理」とひとくくりにされますが、実際は地域ごとに全く別の料理文化があります。

カルボナーラは、その中でも「ローマ料理(Cucina Romana)」に属する伝統的な一皿です。


ローマ4大パスタの1つで、兄弟には以下の料理があります:


  • カチョエペペ(チーズと黒胡椒)

  • アマトリチャーナ(トマトソース入り)

  • そして、グリーチャ(卵なしの祖先パスタ)


本場でカルボナーラを食べるとき、まずはこれを知って!


「ローマのカルボナーラが食べたい!」

と思ってレストランに入っても、実は**全然ちがうものが出てくることも…!**😢

パパ・レのカルボナーラ
パパ・レのカルボナーラ

❌ これはNG! “ローマのカルボナーラ”に入ってないものリスト

材料

なぜダメ?

生クリーム

入れません!乳化で十分なめらかになります

ベーコン

使うのはグアンチャーレです(豚のほほ肉)

玉ねぎ

風味が強すぎて台無しに

ニンニク

香りが邪魔になります

パルメザンチーズのみ

ペコリーノ・ロマーノが基本です


✅ 本場ローマで使われている材料はこれ!


  • ペコリーノ・ロマーノ(羊のチーズ)

  • グアンチャーレ(豚の頬肉)

  • 卵(全卵+卵黄)

  • 黒胡椒

  • パスタ(リガトーニやスパゲッティ)


👉 ポイントは、**“乳化”**です。チーズと卵をパスタの熱と水分でうまく混ぜることで、あのクリーミーさが生まれます。


「え、じゃあカルボナーラっていつからあるの?」


いいところに気づきました。

実はカルボナーラって、いつどこで生まれたのか?がはっきりしてないんです。


諸説あります:


  • アメリカ兵説(有力):

     第二次世界大戦後、ローマに来たアメリカ兵が配給のベーコンと卵の粉を地元の料理人に渡した →

     それをもとに、地元の人がグアンチャーレとペコリーノを使って作った説。

  • 炭焼き職人説(名前の由来):

     「carbonaro=炭焼き職人」が作っていたという話もあります(=carbonara)

  • グリーチャ進化説:

     もともとある「グリーチャ」という卵なしの塩味パスタに、卵を加えて濃厚にしたという見方。


✅ つまり、真相は不明。でも、美味しければそれでいい!
…というのがローマ人の本音かもしれません(笑)

🧀 スーパーで手に入る材料でもOK?



もちろん、旅行中に完璧な材料を手に入れるのは難しいです。


でも、せめて…


  • パルメザンではなく、ペコリーノ

  • ベーコンではなく、パンチェッタかグアンチャーレ

  • 生クリームは絶対ナシ!



…この3つを守れば、だいぶ“本場感”が出ます!



🏛️ ローマで「本物のカルボナーラ」が食べられる店を見つけるコツ



  • メニューに「con panna(=クリーム入り)」と書いてあったら避ける!

  • 「pecorino」や「guanciale」と記載のある店を選ぶ

  • ローマ人で賑わってるローカル店が狙い目!


🍝 まとめ



カルボナーラは、「シンプルな素材で最大限のうまみを引き出す」ローマ料理の代表格。

余計なものを入れないからこそ、素材の組み合わせと技術が命なんです。


本場の一皿を知ると、もう生クリームには戻れなくなるかも…!



🔗 関連記事



👉 ローマ3大パスタ


カルボナーラはローマ料理の代表格で、特にローマ3大パスタと呼ばれています。


残りの2つはアマトリチャーナとカチョエペペです。


それぞれのパスタは記事にて解説しています!


下のパナーをクリックして読めます!

カチョ・エ・ペペの記事

アマトリチャーナの記事のバナー

グリーチャとカルボナーラの違い


一言で言うと

グリーチャに卵を足したのがカルボナーラです

詳しくは下の記事にて詳しく解説しています。

グリーチャの記事のバナー

ローマでお勧めのレストラン(筆者の独断)


その名はパパ・レPapa Reです!


トラステヴェレ地区(Trastevere)の小さな可愛い通りを抜けると、これまた可愛い小さな広場にあります。


住所:Via della Lungaretta, 149, 00153 Roma RM(下のGoogleマップをクリックして行き方を確認してくださいね!)


営業時間:12h〜23h


定休日:火曜日


僕はローマではここでしかカルボナーラは食べません。


なぜなら


  1. ユダヤ風アーティチョーク( carciofi alla giudia)がからめてある

  2. コッテリしすぎない

  3. 量が少なく多すぎない

  4. サービスがよい

  5. テラス席が超かわいい

  6. テラス席の広場に車が通らない

からです。


ユダヤ風アーティチョーク(carciofi alla giudia)はローマの伝統料理です。

と言うことは、これを食べたらカルボナーラとユダヤ風アーティチョーク(carciofi alla giudia)の両方食べたことになります!


明日、日本(ヨーロッパ?)に帰る人にはいいかもです。

ユダヤ風アーティチョーク(carciofi alla giudia)
ユダヤ風アーティチョーク(carciofi alla giudia)

食感はアルデンテ(硬め)のスパゲッティにカリッカリのユダヤ風アーティチョーク(carciofi alla giudia)が最高です!


量も多すぎず、食べた後、デザートも行ける量です。


概して、どこでもカルボナーラは美味しいのですが、脂ギトギトなんですよ。


これは下町のレストランなのに、何とも上品なローマ料理の逸品といった感じです。🎵


サービスも観光地にありがちな過剰な愛想もなく、普通の対応です。


疲れませんか?ベラベラ話してくるウェイターとかって。


ちなみにパパ・レはウェイトレスだけです。


女性は楽じゃないでしょうか?(想像の域)笑

テラス席が超かわいいくて、テラス席の広場に車が通らない

ローマは車社会でどこでも車が走ってて、駐車されてて落ち着きません。


でも、ここは落ち着いて食べれます。


パパ・レのカルボナーラ

最後に


以上が【ローマ料理】カルボナーラとは?ローマ3大パスタの1つでした!


このサイトでは、” 友達に説明するような感覚 "で、分かりやすい記事を書くように努めております。


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ユダヤ風アーティチョーク(carciofi alla giudia)
ユダヤ風アーティチョーク(carciofi alla giudia)

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