パリの20区の治安 メトロ駅と危険地区|27年在住のパリ在住者がリアル暴露
- スーパーエイジ

- 11月3日
- 読了時間: 5分

こんにちは、エイジです。
前回の「16区とブローニュの森」「18区」「19区」に続いて、
今回はパリの20区の治安と危険地区を、メトロ駅ごとに徹底解説します。
僕は2025年現在、パリ在住27年目。
そして今回の記事は、20区に40年以上住んでいるフランス人の友人の情報も交えて構成しています。
現地の住民目線で具体的に
パリのメトロ駅ごとの安全度
危険な通りの名前(Googleマップ付き)
危険な地区の名前(Googleマップ付き)
を紹介していきます。
第1章 パリの20区は治安 が良い?悪い?

まず前提として──
2023年の統計によると、
20区は「パリで比較的安全な区のひとつ」
とされています。
ただし、一部の通り・時間帯では注意が必要です。
僕自身も20区の友人宅によく行きますが、
実際に歩くと落ち着いていて、物価も安く、
17区に住む僕から見ても「住みやすそう」と感じます。
ただし、口コミではこうした声も👇
「夜になるとディーラー(薬物売人)が多い」
「若者グループがたむろしている」
つまり、20区はエリアによって治安差が非常に大きいんです。
明るく安全な通りのすぐ裏に、空気が変わる一角がある──
これが20区のリアルな特徴です。
🎬 メトロ駅別・パリの20区の治安評価一覧
※★が多いほど治安が良いという意味です。
治安は常に変化しますので、あくまで2025年時点の現地感覚としてお読みください。
🚇 Gambetta(ガンベッタ駅/3・3bis番線)★★★★★
明るくて人通りの多いエリア。
カフェや商店も多く、20区で最も雰囲気が良い庶民の街です。
すぐ近くのペール・ラシェーズ墓地からの眺めも絶景。
治安は非常に良好です。
🚇 Pelleport(ペルポール駅/3bis番線)★★★★☆

静かな住宅街でローカル感が強く、安全。
ガンベッタ駅の北側にあり、より落ち着いた雰囲気です。
メトロが深いので、エレベーター利用をおすすめします。
🚇 Ménilmontant(メニルモンタン駅/2番線)★★☆☆☆

有名な「ラ・バナーヌ地区」があり、夜間は注意が必要。
地図の緑の部分がPére Lachaise ペール・ラシェーズ墓地ですが、その北部の赤い斜線のエリアです。
「ラ・バナーヌ地区」とは
Rue Duris, Rue des AmandiersやRue des Panoyaux周辺のことで、防犯重点地区に指定されたことがあります。
日中は比較的安全ですが、夜の一人歩きは避けましょう。
🚇 Maraîchers(マレシェール駅/9番線)★☆☆☆☆
夜はディーラーや不良グループが出没します。
ここに住んでいる友人は21時以降は外出しないようにしているほど。
近くのレユニオン広場も夜は危険。
お昼は大丈夫ですが、不良グループがいます。
友人が絶対に行かないように言ってる広場。
行くなと言われたので実際に見たことがないですがディーラーがいて、警察のパトロールがあるそうです。
この広場です。
Sq. de la Salamandre
Sq. des Cardeurs
🚇 Porte de Montreuil(ポルト・ド・モントルイユ駅/9番線)★★☆☆☆
雑多でやや荒れた雰囲気。
サン=ブレーズ地区やRue d’Avron、Rue de Buzenval周辺は夜の治安が悪いとされています。
日中は人通りが多く問題ありませんが、夜は足早に通り抜けを。
🚇 Buzenval & Avron(ビュズンヴァル駅・アヴロン駅/9・2番線)★★☆☆☆
庶民的で静かな通りが多いですが、夜は人通りが少なく不安。
Rue des HaiesやRue des Orteaux付近では、地元でも「夜は避けた方がいい」と言われています。
🚇 Télégraphe(テレグラフ駅/11番線)★★☆☆☆
公営住宅が多く、夜は注意。
ただし歩道が広く、日中は落ち着いています。
駅舎は新しく明るい印象です。

🚇 Porte de Bagnolet(ポルト・ド・バニョレ駅/3番線)★★☆☆☆
東端の再開発エリア「Quartier Python-Duvernois」に隣接。
日中は問題ありませんが、夜は人が少なくやや不安。
郊外との境界なので観光には不向き。
🚇 Belleville(ベルヴィル駅/2・11番線)& Couronnes(クローヌ駅/2番線)★☆☆☆☆
パリでも屈指の治安注意エリア。
Rue Piat・Rue Ramponeau周辺ではスリやドラッグ取引が報告されています。
不良グループも多く、夜は絶対に近づかない方が無難です。
🚇 Père-Lachaise(ペール・ラシェーズ駅/2・3番線)★★★★☆
観光客に人気の墓地があります。
昼は安全ですが、夜は静かになるため、裏道は避けましょう。
北側のメニルモンタン方面(ラ・バナーヌ地区)には注意。
🚇 Alexandre Dumas(アレクサンドル・デュマ駅/2番線)★★☆☆☆
日中は問題なし。
ただし夜はディーラーや若者グループが集まり、やや荒れます。
20代のころ僕もここで絡まれた経験があります。

🚇 Philippe Auguste(フィリップ・オーギュスト駅/2番線)★★★★☆
全体的に静かで治安良好。
ただしデュマ駅方面に向かうと少し雰囲気が変わるので注意。
🚇 Saint-Fargeau(サン=ファルジョー駅/3bis番線)★★★★☆
穏やかで安全な住宅街。
パリ中心の喧騒から離れたい人におすすめ。
メトロは深く、階段が長いので注意。
🚇 Jourdain(ジュルダン駅/11番線)★★★★☆

ベルヴィルの北にあり、カフェやビストロが立ち並ぶ人気地区。
昼は活気があり、夜は少し静かになる程度。
20区の中では上品な雰囲気。
🚇 Porte des Lilas(ポルト・デ・リラ駅/3bis・11番線)★★★★☆
再開発で治安が大きく改善。
明るく清潔感があり、夜でも比較的安全です。
ただし駅構内が深く、人が少ない時間帯は注意。
🏁 まとめ
こうして見ると、パリ20区は「安全な住宅街」と「注意が必要な通り」が混在**しています。
昼間は穏やかですが、夜になると空気が変わるエリアも多いので、以下の点に注意してください👇
暗くて人通りの少ない通りは避ける
公営住宅街(HLM)には近づかない
不良グループや騒がしい若者に注意
夜遅くの徒歩移動は避ける
とはいえ、昼間はほとんどのエリアで安心して歩けます。
20区はローカルな魅力が詰まった、庶民派で人情味のある区なんです。
🎬 最後に
これであなたもパリ20区通です。
今日の記事で、どの駅が安全で、どの通りに注意すべきかが分かったと思います。
この動画は要約ですが、より詳しく見たい方は動画でご覧ください。
僕が実際に写真や動画を交えて詳しく解説してます!
なお、16区とブローニュの森、19区の治安についてのYouTube動画も出しました!
それでは、「パリのエイジ」でした。
Merci et à bientôt!🇫🇷✨
【参考サイト】




