パリで販売員になりたい(ならざるを得ない)人に向けての記事です。
あと、特に販売経験のある人向けです。
まず、自己紹介から。
パリで販売員経験が16年。(正社員と派遣)
そして、パリのブランド派遣も。
ハイブランドのプレタポルテと高級食器ブランドが中心ですが、ローブランドも1年ほど経験しました。
あくまで僕の個人的見解なのでそれはご了承ください。
まずは、自分の置かれている状況を知るために下のテスト!
テストといっても簡単です。
A(あてはまる)、B(あてはまらない)、C(どちらでもない)の3者選択ですので、メモをとって下さい。
テスト1 ここをクリック!
飽き性である。 A B C
いつも、旅に出たい。 A B C
安定なんてどうでもいい。 A B C
結婚して子供を持ちたくない。(独身主義) A B C
アパート(家)は貸し家である。 A B C
SMIC(最低賃金)はいやだ。 A B C
責任のある仕事はしたくない。 A B C
人間関係のドロドロは絶対に避けたい。 A B C
いわゆる癒しキャラである。 A B C
お金に執着心があまりない。 A B C
自己中である。 A B C
八方美人である。 A B C
1匹オオカミである。 A B C
縁の下の力持ちである。(献身的) A B C
販売だけしたい。棚卸しとかはなるべく避けたい。 A B C
Aが多かった人
派遣が合っています。
Bが多かった人
正社員に向いています。
Cが多かった人
派遣でも正社員でもいけます。
とサクッとあなたの適性を見ましたが、より深く見ていきましょう!
パリのブランド派遣のメリット
自分のペースで働ける。
正社員より給料がいい。
最悪な職場でも1ヶ月から3ヶ月なので耐えれる。
売り上げ成績のプレッシャーがない!
コネが作れる。
色んな販売経験を積める。
働きたいブランドの下調べが出来る。
コミッションの争いがない。
自分のペースで働ける。
パリのファッション派遣は数ヶ月働いて、その後は好きなことが出来ます。
派遣販売員の友達には京都に行って茶摘みのバイトをしたり、タイに行ってヨガのインストラクターとして働く人もいます。
つまり、将来的に何かしたいことがある人には都合がいいです。
正社員より給料がいい。
これは会社にもよりますが、僕の知ってるところではそうです。
働きながら分かるでしょう。(正社員はいくら派遣がもらってくるかを聞いいてくるので。)
最悪な職場でも1ヶ月から3ヶ月なので耐えれる。
派遣会社と契約期間の交渉は出来ませんが(やりにくいですが)、期間限定です。🎵
売り上げ成績のプレッシャーがない!
売り上げは販売員の一生のタスク。
いくら棚上げで頑張ったりしても、会社はここをつついてきます。
コネが作れる。
色んなブランドで働けばコネもできて、社員割引で買い物できたり、ヘッドハンティングのチャンスもあります。
派遣としての仕事が気に入られたら、同じ会社からまた連絡が来ます。
色んな販売経験を積める。
例えば婦人服コーナーで働く予定でも、いきなり靴に行ってくれとかで、(仕方なく)経験が積めます。
敷居の高いブランドで働ける。
例えば某超高級ブランドは正社員を雇うことをやめたけど、短期契約でのみ雇うような場合です。
あと、もし、好きなブランドじゃなくても正社員たちと話の中で、好きな会社で働いた人や、そこの販売員を知ってると言うパターン。
コミッションの争いがない。
特にハイブランドではコミッション(売った金額の一部がもらえる)があるので、その争いに巻き込まれることがありません。
今まで、本当におぞましいコミッションの争いがあったのを目の当たりにしたので、派遣販売員は幸いです。
と良いとこづくめのようですが、デメリットについて見ましょう。
派遣のデメリット
アパート買えない。
毎回、人間関係をゼロから始めるのが面倒くさい。
産休手当もらえない。
アパート買えない。
これに尽きます!
パリのブランド派遣の契約は銀行から信用が得られないので借金できないのです、、、。
アパートを買うにはCDI(無期労働契約)が必要です。
そうじゃないと銀行はお金を貸してくれません。(当然ですが)
なので、派遣を長年謳歌した人がある日、仕方なく正社員になるパターンが多いです。
毎回、人間関係をゼロから始めるのが面倒くさい。
そのままですね。笑
20代はまだしも、30代40代になってくると、もう面接とかしていちから人間関係を構築するのは面倒ですね。
でも、ご安心を!
パリのファッション派遣を長年やってると転職の多いファッション業界では、また、輪廻転生のように、過去にあった(仕事を一緒にした)販売員と巡り会えます。
産休手当もらえない。
子供を産むとか計画を建てるなら正社員の方がいいでしょう。
正社員なら産休手当などがあるからです。
実は大したことのない産休手当ですが、日本に比べてマシです。
派遣販売員の心構え
パリのブランド派遣は正社員にライバル心を燃やして、売ってはいけない。
パリのブランド派遣は正社員の縁の下の力持ち的な存在になるべし。(特に正社員が売った商品のラッピングとか片付け。)
他のセクションの正社員にも愛嬌。
職場に他の派遣がいたら仲良くすべし。
同僚より、まず、上司の話を聞く。
新入社員とフレッシュな情報交換。
古株の同僚には注意をはらうべし。
問題があったら、まず、派遣会社に相談。
派遣会社から勧められた仕事を断りすぎないこと。
派遣会社から勧められた仕事を連続で断る場合、日本の親をつかえ。
なお、パリの販売業界の歴史についての記事を書きました!(下のバナーをクリックして見てくださいね)
90年代から現在までです。
さいごに
昔、大先輩の日本人の販売員に『エイジ君は女優だね。』言われたことがあります。
その方は売るのもトップでバックオフィスも天下一品(古い)ですが、その言葉は一生忘れません。
結局、人気商売ですので。
販売員は女優
客にではなくて、同僚、上司、人事などに好かれてナンボですね。
以上が『派遣販売員のメリット、デメリットと心構え。』でした!
なお、このサイトではパリの少しマニアックで生活直結型の情報を発信していきます。
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