こんにちはスーパーエイジです。
まず、自己紹介から。(もっと、詳しいことはプロフィールから)
四半世紀以上パリ在住の僕ですが、イタリアが大好きでバカンスでイタリア全土(カラーブリア州を除く)に行きました。
そして、今日では毎年、夏にローマで1か月以上滞在するほど、ローマ(イタリア)を愛しています!
そして、ピザも愛しています!
イタリア人とも親交があり、パリでピザ屋にいっては、その不味さにがっかりする日々を過ごしています。
なぜパリのピザがマズイのか?
それは、、、
窯ではなくて、オーブンだから
ピザ職人がピザの焼き方を知らないから
ピザ屋は簡単に始められるから、ファーストフードに成り下がったから
フランス人がイタリアの本場のピザを食べたことがないから(知らないから)
です。
理由その①:窯ではなくて、オーブンだから
それならうちで焼いた方が美味しい。
イータリー(Eataly)やピカー(Picard)に行って、ピザを買えば良いですよね。
僕はピカーのビザを自分家のオーブンで完璧に焼き上げます。
では、下の写真を見てください。
筆者の後ろにあるのは薪(まき)です。
これはイタリアのピザ屋ですが、薪を窯に入れてピザを焼きます。
ピザはちゃんと焼かれて、しかも、薪の風味がつきます。
せいぜい200度のオープンやガスは400度以上の釜には敵いません。
窯の形って丸いですよね?
あの中で熱気(赤外線)がうまい具合にめぐり、良い具合にピザが全体的に焼けるんです。
パリのママゴトみたいな、お子ちゃまのオモチャみたいな、猫の額ほどの台所で、何ができるでしょうか?
あと、びっくりするのが窯やオーブンの見当たらないパリのピザ屋。
美味しかったピザ屋が買収されて、レストランのど真ん中にあった窯が取り壊されて、どこにも見当たらないのを見ました。
イタリアのピザ屋では入ってすぐに窯がドンと置いてあります。
ないのは大問題です。
窯(オーブン)の無いピザ屋は怪しい。
理由その②:ピザ職人がピザの焼き方を知らないから
イタリア人が、しかも、ピザの国、ナポリの人がパリでピザ屋をオープンしました。
それでも、マズいのです、、、。
それはピザ職人がピザの焼き方を知らないからです。
パリにはイタリア人経営のピザ屋も存在します。
でも、ピザ職人(ピザを焼く人)はバングラデシュなどの移民です。
彼らはイタリア人経営者からちゃんと、焼き方を教えてもらってないのではと思います。
もしくはフランスでピザで商売するイタリア人も多いのですが、彼らにピザを焼く知識がないのか?
それとも、『フランス人にはこのレベルのピザでいいや。』と思ってるのではないかと疑います。
もちろん、イタリアでもバングラデシュ系とか(もしくは他の国籍)のピザ焼き職人はいます。
でも、イタリアでは彼らはちゃんとピザの焼き方を教えてもらっています。
例えば、ローマのレストランで経営者の老夫婦がバングラデッシュ人の料理人と仲良くやってるのは微笑ましい光景です。
老夫婦にしたら安い給料で頑張ってくれるかわいい息子の感覚じゃないでしょうか?
下のイラストはパリでよくあるマズいピザの一例です。
ピザを切ろうとしても、中心から直径10センチ(中央の斜線部分)はドロドロです。
『よく焼いてくれ。』と頼んでも、ドロドロ。
理由その③:ピザ屋は簡単に始められるから、ファーストフードに成り下がったから
ピザ屋はそのメニューのシンプルさから簡単に始められます。
例えば、フランス料理店なら魚料理、肉料理などのカテゴリーがあって、経営がより複雑になります。(なかにはフランス料理店でも業者から仕入れて、電子レンジでチンのところも多いですが、、、こちらの記事で解説↓)
ピザは
安い小麦粉
肉や魚に比べて安上がり
具を乗せるだけなので、簡単に出来る
ので手っ取り早く、飲食業で儲けたい人にはぴったりです。
例えばフランス料理のブッフ・ブルギニョンなどは2時間とかかかりますので。
なので、パリ中ピザ屋ばっかりです。(元手を安く儲けたい)
皮肉ですがコロナ禍の終わりかけの時期は、気取った左岸のレストランやカフェがピザを売るのを目の当たりにしました。
生存競争ですね。
理由その④:フランス人がイタリアの本場のピザを食べたことがないから。(知らないから)
フランス人が
イタリアの本場のピザを食べたことがないから。(知らないから)
レストランは
本場レベルを提供する必要(需要)がないから
マズいということです。
パリからイタリアまでは飛行機で1時間半前後です。
その近さもあって、フランス人はよく、イタリア旅行に行きます。
でも、実際に住むレベルの人は少ない。
旅行でよく行ったとしてもリピーターは僅か。
しかも、旅行では観光地に行くので、観光客でごった返すピザ屋(レストラン)に行くのです。
その中にも本場のピザを食べれるところも多いですが、地元の人しか行かないようなレストランには行きません。
彼らの中でローマ風の薄いピザとナポリ風のもちもちのピザを区別する人は少ない。(いない)
よって、永遠にレベルの低い(マズい)ピザしかマーケットで求められないのです。
結論:パリのピザ屋 オススメなどは無い。
ローマ風ピザについての記事をまとめました!
あとパリではティラミスも手抜きでマズいのですが、ティラミスについても記事にまとめました!
さいごに
以上が『パリのピザがマズイ理由』筆者の個人的見解でした!
なお、このサイトではパリの少しマニアックな生活情報、パリからの海外旅行情報やキラキラではないパリの情報発信をしています。
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