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【パリ 治安】パリ旅行で避けるべき5つの日|27年在住者が教える危険な日程とは?

更新日:7月19日


パリの夜道
この画像はAI(Canva Magic Media)で生成されたイメージです。

【パリ 治安】パリ旅行で避けるべき5つの日とは?


27年住んだからわかる「観光客が狙われやすい日」


パリといえば、エッフェル塔やセーヌ川、ルーヴル美術館など、誰もが憧れる観光都市。


しかし、その美しさの裏には「絶対に避けた方がいい日」があるのをご存じでしょうか?


僕は27年間パリに住み、日常的に「今日はやばいな」と感じる瞬間を数えきれないほど経験してきました。


この記事では、**観光客が巻き込まれやすい“危険な5つの日”**を、現地目線でわかりやすく紹介します。


【パリ 治安】なぜ“日付”で危険度が変わるのか?


フランス社会では、政治・文化・スポーツなどが「爆発する日」が定期的にあります。


デモや暴動、大量の人出、交通混乱…。


それらが一気に重なると、スリ・ひったくり・交通トラブルが急増します。


特に観光客は、言語や状況がわからず「カモにされやすい」存在。


では、具体的にどの日を避ければいいのでしょう?

シャンゼリゼ通り
この画像はAI(Canva Magic Media)で生成されたイメージです。

危険な日①:サッカー決勝の日(CL・W杯など)


例年:6月上旬、12月、7月中旬など(年により異なる)


フランス人のサッカー熱は異常レベル。


試合に勝てば大騒ぎ、負ければ暴動です。


特に凱旋門〜シャンゼリゼ通りは、暴徒化・車破壊・火災・スリ・催涙ガスがセットで登場。


観光の予定がこの日と重なる場合は、シャンゼリゼには絶対に近づかないことをおすすめします。

コンサート
この画像はAI(Canva Magic Media)で生成されたイメージです

危険な日②:音楽祭(Fête de la musique)


毎年6月21日固定


フランス中が「誰でもどこでも演奏OK」になるカオスな一日。


屋外ステージ、路上ライブ、クラブイベントが各地で開催され、アルコールと薬物でテンションが崩壊した若者が大量に現れます。


犯罪率も急上昇し、特にメトロ内でのスリやトラブルが続出。


深夜帯の公共交通機関は治安が急激に悪化するため注意が必要です。

メトロ
この画像はAI(Canva Magic Media)で生成されたイメージです。

Fête de la Musiqueで起きた“見えない針刺し”事件


2025年6月21日、毎年恒例の音楽の祭典「Fête de la Musique(フェット・ド・ラ・ミュジーク)」の夜、フランス全土で145人以上が“注射器で刺された”と通報する事件が発生しました。


パリ市内だけでも13件の被害が報告され、特にシャンゼリゼ通りやナイトクラブ周辺で多く確認されています。


警察によると、事件の直前にはSNS上で「女性を刺すよう呼びかける投稿」が複数確認されており、全国で12人が逮捕されました。


しかし注射器からは毒物や薬物が検出されないケースが大半で、「物理的に刺すこと」自体が目的だった可能性も指摘されています。


被害者の中には15歳の少女や18歳の男性も含まれており、「誰が刺したか分からない」「後から体調が悪くなった」という証言も複数寄せられました。


こうした“見えない攻撃”は、パリの大規模イベント時に市民が感じる不安をさらに深める結果となりました。


なお一部報道では、注射器ではなくコンパスや爪楊枝のようなもので刺していた例もあったとされ、「集団心理をあおるイタズラや嫌がらせ」がエスカレートした可能性もあります。


危険な日③:白夜祭(Nuit Blanche)


例年10月第1土曜の夜(年により異なる)


「一晩中アートを楽しもう」がテーマの白夜祭。


美術館や文化施設が深夜まで開放され、無料の特別展も多数。


一見ロマンチックなイベントですが、真夜中に大勢が移動する=混乱が起きやすいのです。


メトロも夜通し運行するため、泥酔者・酔っ払い・スリが一晩中うろつくことに。


女性の一人旅や家族連れには、あまりおすすめできません。

車の放火
この画像はAI(Canva Magic Media)で生成されたイメージです。

危険な日④:大晦日(12月31日)


フランスの年越しは「花火よりも火事」。


毎年、数百台の車が放火されるという異常事態が恒例です。


とくに郊外や移民系が多い地域では要注意。


また、花火が禁止されているパリ市内でも、違法花火や爆竹が飛び交い、暴力沙汰や破壊行為が多発します。


もし滞在中に大晦日を迎えるなら、外出は21時までに済ませて宿に戻るのが賢明です。


デモ
この画像はAI(Canva Magic Media)で生成されたイメージです。

危険な日⑤:大規模デモの日(不定期)


フランスでは、政府への抗議デモが頻繁に行われる国民性があります。


「ジレ・ジョーヌ(黄色いベスト)」運動や、年金改革への反対など、突発的に全土で交通機関が止まり、暴力が発生することも。


これらのデモ日は事前に予測できないことも多く、旅行者にはとても厄介です。


旅行中は、“France manifestation”で最新情報を検索したり、在仏日本大使館のX(旧Twitter)をチェックする習慣をおすすめします。


パリ旅行で後悔しないために


【パリ 治安】パリは基本的に安全な都市です。


でも、こういった「ハズレ日」に当たってしまうと、せっかくの旅行が台無しになることも。


「いつパリに行くか?」は、ホテル選びや観光スポットよりも大事かもしれません。


旅行中に役立つデモ情報の調べ方


パリ旅行中に突発的なデモや交通ストに遭遇しないためには、リアルタイムでの情報収集がとても大切です。


特にフランスでは、前日や当日に突然発表される大規模な抗議行動があるため、以下の方法で最新情報をチェックしておくと安心です。


🔍 キーワード検索が有効:「France manifestation」


フランスではデモのことを「manifestation(マニフェスタシオン)」と呼びます。


旅行中はGoogleやX(旧Twitter)で、France manifestationmanifestation Paris todaygrève SNCF(SNCFのスト)などのキーワードで検索すると、その日のデモ予定や交通情報を素早く確認できます。


📱 公式情報をチェック:在仏日本大使館のX(旧Twitter)

日本語で安心して最新情報を得られるのが、在仏日本大使館のXアカウントです。


大きなストライキや抗議行動が予定されている日は、前日〜当日に注意喚起の投稿がされることが多いので、旅行中はフォローしておくと安心です。


🛑 デモに出くわしたらどうする?

デモは平和的なものもありますが、予測不能な暴徒化や警察の介入がある場合もあります。


以下の行動を心がけましょう:


  • 遠くから離れる/近寄らない

  • 動画撮影は控える(トラブルの元)

  • 地下鉄駅を避ける(閉鎖される可能性あり)

  • 人混みでスリに警戒


💡 まとめ


旅行中の安全を守るためには、「危険な日」を避けるだけでなく、その日の現地の動きにも注意を払うことが重要です。


スマホと検索ワードさえあれば、リアルタイムで状況を把握できます。パリは準備と知識次第で、安全で楽しい滞在になる街です。


おわりに:危険な日を避ければ、パリは素晴らしい街


この記事では、パリ旅行で本当に避けたい5つの日を紹介しました。


これは脅しではなく、「せっかく来てくれた日本の旅行者に楽しい思い出だけを持ち帰ってほしい」からです。


危険な日はほんの一部。


それ以外の日には、きっとあなたも美しいパリの本当の姿に出会えるはずです。


なお、この記事は動画でも見れます!⬇️



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